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待合室
本紙「StepUp」の紙面に彩を添え、見る人を和ませる特別医療法人岡本病院の岡本隆一名誉会長の「海外点描」が、今月号で 100 回を数えました。 名誉会長は現在 97 歳。京都医学会の最長老で、半年ほど前まで、診察にも携わっていました。その中で、ほぼ 10 年にわたり、「海外点描」の写真をセレクトし、写真に添える文章を書いていただきました。すごい“老人パワー“といっていいでしょう。 名誉会長は、昭和 30 年から 15 年間、京都 2 区(当時)選出の代議士として活躍。医療や社会保障などの面で、多くの功績を残しました。最近、国民の を買っている国会議員の議員年金の導入にただ一人反対されてもいます。 硬骨漢のイメージが定着していますが、文化的な趣味も多く、なかでもカメラの技術は抜群です。 100 回目を掲載するにあたって、第 1 回(「セビーリアの街並み」=平成 7 年 7 月号)から第 99 回(「シュテファン大寺院」)まで、ざーと目を通しましたが、さまざまな国の風物が的確なアングルで捉えられ、異国への夢をかきたてられます。 写真に付けられた 20 行足らずの短文も非常に味わいがありました。長い文章と違い、短い文章で的確な表現をするのは、大変難しいといわれます。「海外点描」では、該博な知識に基づいた被写体の説明と自分が感じたことがさりげなく、しかも生き生きと表現されています。 昨今は、海外旅行も珍しくなくなりました。それでも「海外点描」は、多くの方に好評で、入院の患者さんの中には、切り抜いて保存し、つれずれを慰めている方もおられると聞きます。撮影した人の情感が写真にこもり、見る人の心に響くのでしょう。 名誉会長には、大変だと思いますが、 100 回以降も継続して掲載していただくことになりました。ご期待ください。
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