
<食品の栄養表示基準について>
栄養表示ってどんなものかご存知ですか。栄養表示基準は【健康増進法】という法律に定められています。この法律により、販売される食品に栄養成分や熱量に関する表示をする場合のルールを定め、食品の栄養成分に関する適切な情報を広く国民に提供することにより、食を通じた健康づくりを推進することを目標としています。日本では、一般消費者に販売される加工食品等の容器包装や添付文書に栄養表示を行う場合には、栄養表示基準に従った栄養成分表示をしなければならないことになっています。
具体的には、表に示すような栄養成分に関して表示をしようとする場合、栄養表示基準にしたがって適切に表示することが求められます。一般表示事項として表示が義務づけられているのは、熱量、たんぱく質、脂質、糖質、ナトリウムと表示栄養成分です。表示栄養成分はその食品によって「食物繊維」だったり「ビタミンC」だったりします。
その他の表示としては、栄養成分が多いことを強調する表示や、『含まない、あるいは少ない』ことを強調する表示、他の食品と比較して栄養成分が『多い』『少ない』ことを強調する表示があります。栄養成分が多いことを強調する例と、含まない、あるいは少ないことを強調する例をあげてみました。
栄養成分 |
その他の表現 |
た ん ぱ く 質 |
「リジン」等のアミノ酸、「ペプチド」別名称 |
脂 質 |
別名称の「脂肪」「ファット」「オイル」、 「コレステロール」「リノール酸」等の脂肪酸 |
炭 水 化 物 |
・「糖質」、「糖類」、「糖」、「ブドウ糖」「果糖」等の単糖類 |
無 機 質 (カルシウム、鉄、カリウム、リン、マグネシウム、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、ナトリウム) |
総称としての「ミネラル」 「Ca」(カルシウム)、「Na」(ナトリウム)、「Fe」(鉄)、 ナトリウムでは「食塩」「塩」を含む |
ビタミン |
総称としての「ビタミン」(「ビタミンたっぷり」等の用法) 「VA」(ビタミンA、他のビタミンも同様)、 前駆体としての「β-カロチン」 |
熱 量 |
「エネルギー」、「カロリー」 |
このような栄養表示のルールを知って頂き、上手に日常の食事管理に活かしてください。豊富、ひかえめ、ノンなどの表示に惑わされないよう気をつけましょう。
第二岡本総合病院 栄養管理科長 田川麗子