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亡き患者さんの遺志を乗せて訪問看護の車が、今日も宇治市を走ります―。昨年、乳がんで亡くなられた宇治市内の患者さんのご寄付で、特別医療法人岡本病院(財団)=岡本豊洋理事長=の訪問看護ステーション「ひまわり」(西岡多恵子所長)に新しい訪問看護車 3 台が配置されました。 3 台の車は、亡き患者さんの名前をとって「たかしま号」と名付けられ、 7 月 1 日の寄贈式後、直ちに始動。在宅看護の医療充実を目指す“足”としてフル運転しています。
寄付されたのは、宇治市広野町の故高島利江さん。第二岡本総合病院で、約 5 年間、乳がんの治療を受けていましたが、昨年 10 月、 51 歳で亡くなられました。当院での温かい接遇に感謝していた高島さんは「入院中、主治医や職員の皆さんに大変お世話になった。何か形に残るもので病院にお礼をしたい」との遺言状を残されました。
今年 5 月、遺族から故人の遺志を生かしてくださいと、 300 万円のご寄付があり、当院で使途を検討。開設 10 年を迎えて「ひまわり」の訪問看護車が古くなっていたことから、更新することにしました。新しく購入した 3 台の訪問看護車は、それぞれピンクにグリーン、ブルーの色鮮やかな車体。両面のドアと後部ガラスには「たかしま号」の文字を記し、感謝の気持ちを表しています。
7 月 1 日に行われた寄贈式には、遺族代表と澤井美智子副院長兼看護部長、馬場正昭事務長、水落美知明法人本部事務局長、西浦多恵子「ひまわり」所長とスタッフら当院関係者約 20 人が参列。 3 台の車をバックに高島さんの遺族が澤井看護部長に車のキーを贈りました。当院からは岡本理事長名の感謝状を贈呈、訪問看護のスタッフを代表して西浦所長が感謝の花束を手渡しました。
澤井看護部長は「高島さんの気持ちに添った、満足のいく医療とケアーができるよう病院挙げて全力を尽くします」とお礼の言葉を述べました。
体調を崩して寄贈式を欠席した岡本理事長も「今回のようなご寄付は、医療への励みにもなり、大変ありがたいことです。高島さんとご遺族の純粋なお気持ちに応えるためにも、医療と看護に万全を尽くします」と、感謝の気持ちを表しています。