がんの原因?> 

 昨年、厚生労働省が実施した「これがなくなればがんを防げると思うか」という意識調査の結果が発表されました。 12 項目を挙げて質問した結果、一位は「ウイルス・細菌」で 51 %。次いで「たばこ」 43 %、「ストレス」 39 %、「環境ホルモン」 37 %などが続き、「偏った食生活」は 29 %と 12 項目中8番目という低い回答率だったそうです。

 さて、みなさんはこのような質問をされたらどう思われるでしょうか?アメリカでの統計(1996)によると、がんの原因は食事とたばこによるものがそれぞれ 30 %で首位を占めており、次いで運動不足やウイルス・細菌でそれぞれ5%など、となっています。実は食事によってもがんを予防できるということがあまり知られていない現実がわかったということです。

 国立がんセンターによる『がんを防ぐための 12 ヶ条』では
@バランスのとれた栄養を摂る
A毎日変化のある食生活をする
B食べ過ぎを避け、脂質は控え目にする
Cお酒はほどほどにする
Dタバコは吸わないようにする
E食べ物から適量のビタミンと繊維質のものを多く摂る
F塩辛いものは少なめに、あまり熱いものは冷ましてから食べる
G焦げた部分は避ける
Hかびの生えたものに注意する
I日光に当たりすぎない
J適度にスポーツをする
K体を清潔にする

―といったことを掲げています。

 がんに良いとされる(健康)食品等が最近は多く出回っていますが、まずは栄養バランスを良くし、脂質・食塩を控え、野菜類をしっかり摂るといった食生活を基本としていただきたいと思います。具体的には 1 日3食食べること、毎食主食(ご飯やパン、麺類)、主菜(魚や肉などたんぱく源)、副菜(野菜や海藻、きのこ類)を揃えることでバランスがとれた食事となります。さらに味付け・調理方法の工夫でがんや生活習慣病の予防にもなると思われます。

 第二岡本総合病院 栄養管理科 管理栄養士・西川 里絵


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