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病院全体で「医療事故ゼロ」を目指している特別医療法人岡本病院(財団)=岡本豊洋理事長は 9 月 22 日、「医療安全に関する職員研修会」を開催。岡本理事長が「医療事故ゼロを目指して」と題して講演、事故防止の徹底を訴えました。また、第二病院の石田誠医療安全管理者が「ヒューマンエラーについて」講演、「看護部門の事故防止取り組みについて」の報告もありました。研修会には第一岡本病院、第二岡本総合病院の各部署から 115 人の職員が参加。会場の第二病院講義室は超満員で、「医療事故ゼロ」にかける意気込みが伺われました。
岡本理事長は、医療事故が起きる原因として▽決められたルールが守られない▽マニュアルが活用されない▽部門間のコミュニケーション不足―を挙げ、事故を防ぐには、職員一人ひとりが危機管理意識を持つとともに、安全に関するルールの基準づくりと点検など“安全文化”の構築が必要と訴えました。さらに、不幸にして事故が発生した場合にも言及。「人は(事故を)起こしたことで非難されるのではなく、起こしたことにどう対処したかによって非難される」との言葉を引用、迅速に誠実に対応し、事故の原因と原因究明など説明責任を果たし、信頼回復を図ることの大切さを強調しました。そのためには、個人ではなく組織で取り組み、相手方との迅速かつ継続的なコミュニケーションが重要と力説しました。
石田管理者は、ミスの要因(確認不足や思い込みなど)を様々な例を挙げて分析。「見たいものだけ、聞きたいものだけ」を認知する人間の特性から、誰もがヒューマンエラーを犯す可能性があるとし、その特性がマイナスで現れないようにするためには、システムで考えることが重要と強調しました。
「看護部門の事故防止取り組み」では、第一病院の大滝久枝看護部長が「第一病院の 5 年間のインシデントレポート集計と安全対策」について報告、第二病院の細野小百合看護部主任が「リストバンド」(第二病院が 9 月 27 日から導入)について説明しました。
最後に第二病院医療安全管理委員会の北浦一弘委員長(副院長)が「安心安全な医療を目指し、コミュニケーションと倫理観を持って仕事をしてほしい」と締めくくりました。
第二病院 9 月 27 日からリストバンド導入
リストバンドは、患者さんの名前と診察券の番号を記したバンドで、患者さんが腕につけることで、患者さんの確認と薬剤などの照合がより確実になります。入院の患者さんには、医療の安全のために、つけていただくことにしています。