アミノ酸って何?> 

 最近、テレビなどで「アミノ酸」という言葉を聞くことが増え、「アミノ酸」強化の清涼飲料をはじめ色々な食品を目にします。皆さんの中にも体によいというイメージからこうした食品を利用する方も多いのではないでしょうか?そこで、今回は、「アミノ酸」についてお話します。

•  アミノ酸は生物を構成する「たんぱく質」のもと

たんぱく質は人体の構成成分とした重要な栄養素で、筋肉・皮膚・骨・血液・ホルモン・酵素・免疫物質などに欠かせない成分で、脂肪代謝を盛んにし皮下脂肪の蓄積を防ぐ働きがある。

•  たんぱく質を構成するアミノ酸は 20 種類だけ

 人体に存在する約 3 万種のたんぱく質もたった 20 種類のアミノ酸から出来ており、たんぱく質の種類により配列や長さが異なるが、ビーズのネックレスの様に枝分かれすることなく 1 本の状態で存在する。

•  アミノ酸には体内で作ることのできる「非必須アミノ酸」と体内では作られない「必須アミノ酸」がある

 必須アミノ酸は食事で補給する必要があり、小児で合成出来ないヒスチジンを含む9種類、非必須アミノ酸は、必要に応じ体内で合成され必須アミノ酸の代替となる2種類のアミノ酸も含め11種類ある。

•  必要なアミノ酸は食品から摂取する必要がある

 摂取したたんぱく質は体内でバラバラのアミノ酸になり、 DNA 情報により必要なたんぱく質に再合成される。この時使用されなかったアミノ酸は血液中に蓄えられ必要な時に利用される。

•  効率よくアミノ酸を摂るには組み合わせが大切

 肉・卵・牛乳など必須アミノ酸のバランスがよい食品を「良質のたんぱく質」という。各食品に含まれる必須アミノ酸のバランスにはばらつきがあり、 1 つの食品ではアミノ酸が十分摂れず、体内でうまく利用されない。例えば、米やほうれん草はアミノ酸が不足しているので、良質たんぱく質と組み合わせるとよい。アミノ酸には、多くの働きがあります。サプリメントなどで特定のアミノ酸を多量に摂るのはバランスを崩す原因になるので十分に気を付けましょう!

 第一岡本病院 栄養科 管理栄養士 佐伯 美和


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