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待合室 ―悲しみを乗り越えて― 平成 16 年 10 月は、岡本病院にとって、祝賀と悲しみが交錯する忘れがたい『月』となりました。 本紙「 StepUp 」で紹介していますように 10 月 24 日、当院の法人設立 50 周年記念式典が盛大に開催されました。参加者 540 人。さらなる発展を誓い、 50 年の節目を心から祝福しました。 その 2 週間前の 10 月 9 日、当院を今日の発展に導いた岡本隆一名誉会長が亡くなりました。お昼ごろまで元気だったのが、夕方、書斎の机に向かった格好で死を迎えたそうです。 長男の岡本豊洋理事長によりますと、死期を予感していた様子で、「おれの死亡診断書に天寿と書いたらあかんか」といって理事長を苦笑させたり、葬儀についても細かく書き残されていたそうです。葬儀はその遺志を尊重して近親者だけの密葬で執り行われました。 ニッコと笑った笑顔がとても魅力的で、“岡隆さん”の愛称で親しまれ、政界を引退した後も、後援会組織の一部は病院の後援会として、そのまま引き継がれています。 春風駘蕩とした感じを抱かせる人柄でしたが、信念を曲げない強さがありました。国会議員の議員年金の導入に何人の説得にも応ぜず、最後まで反対されたエピソードは有名です。 『名誉会長逝く』の悲しみを越えて、記念式典は開かれましたが、 50 周年を記念し、当院のアイデンティティを示すシンボルマークにスローガンを発表。職員が一体となって進む方向づけも整えました。 この式典を楽しみにしていた名誉会長の姿がないのは、いかにも残念で、一抹の寂しさを感じさせましたが、“新生岡本病院”の進む方向を内外に示す意味では大きな成果を挙げたといえるでしょう。 記念式典で発信したビジョンに向けて、職員が一丸となってスタートを切ります。名誉会長が残した医療理念をベースに“新生岡本病院”のさらなるグレードアップを温かく見守ってください。
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