心臓病についての症例や研究を報告し、開業医の先生方と心臓病の治療についてコミュニケーションを図る第二岡本総合病院(大賀興一院長)主催の第 75 回心臓病談話会が 11 月 20 日、第二病院講義室で開かれました。心臓病は 3 大死因の一つといわれるだけに、開業医の先生方の関心も深く、症例報告に耳を傾け、熱心に質問されていました。

 前回に続いて今回も村田尚子循環器部長の司会で行われ、循環器内科の田辺正喜医師が「閉塞性肥大型心筋症に対する治療」、循環器内科医長の筒井崇医師が「狭心症の内科的治療」、心臓血管外科副部長小野眞医師が「大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術」について、それぞれ自分が手掛けた症例、研究を報告しました。

 田辺医師は、PTSMA(経皮的中隔焼灼術)という比較的新しい閉塞性肥大型心筋症の治療法について入院時と治療後の心電図やX線などをスライドの画像で示し、その成果を説明しました。

 筒井医長は、狭心症の発症の原因や症状によって、どのような薬を投与したら効果的かなどの薬物療法と、カテーテル治療の効果と課題について、日ごろの研究の成果を披露。「狭心症の治療は進歩していますが、生活習慣の変化、高齢化に伴い、予防が重要な課題になります」と結びました。

 小野副部長は、当院で今年 7 月から始めたステントグラフト内挿術による動脈瘤の治療について、 3 つの症例をもとに、内挿術の方法を説明。「まだ改善の余地はありますが、 3 例とも良好な成果を挙げています。 2,3 時間という短い時間で済みますし、お年寄りや手術が困難な方には効果的で、救命率の向上に期待が持てます」と強調しました。

 今回の談話会には、開業医の先生 6 人をはじめ、当院から大賀院長、真城巌副院長、北浦一弘副院長兼心臓血管外科部長、澤井美智子副院長兼看護部長はじめ、各部署の職員約 30 人が参加。メモを取りながら熱心に聴講していました。


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