特別医療法人 岡本病院(財団)理事長 岡本 豊洋

 2002 年に立ち上げた将来構想プロジェクトに沿って「地域を支え、地域に支えられる病院」を目指し、第二岡本病院では、地域の他の医療機関との連携体制の確立と地域医療連携室の運営に力を注ぎ、将来への基盤を築いてまいりました。 2003 年はプロジェクトの第一期工程である「回復期リハビリテーション病棟」を立ち上げ、そして 2004 年には病棟再編を推進すると共に、法人創立 50 周年記念事業を通して病院の将来構想を一層明確にし病院の継続性を強固に押し進めてきたところであります。

 さて、 2005 年は、第二岡本総合病院では外来棟の建設をはじめとする施設の再整備計画を具体化する一年になります。救急医療の一層の充実を図るために体制の整備にかかります。職員一丸となって目標の実現に向けて着実に前進して地域における存在感を一層明確にし、地域の期待に応えられるよう決意を新たにしております。

 

特別医療法人 岡本病院(財団)副理事長
第二岡本総合病院院長  大賀 興一

 昨年は多くの人が選んだ文字が「災」であったように実に多くの出来事があった年でした。我々の病院では法人設立 50周年を向え幾つかの行事とロゴの制定を行い51周年以後の前進を期して思いを新たにしたところです。偉人と言っても過言でない岡本隆一先生が逝かれました。97歳にして逝かれた先生のお別れ会を開催いたしましたところ、約1000名もの人々に参集していただきました。 惜しい人を等と悔いる言葉は殆どなく、やるべき事を尽くした人として賞賛する声ばかりが聴かれました。

 さて今年もやるべきことが山積しております。まず ITに関しては、昨年外来のオーダリングを開始しましたが、今年は一年かけて電子カルテの導入を実現したいと思っています。その他、手術場の充実、救急室を含めた体制の検討、病棟でのアメニティやプライバシーの確保、地域医療連携の充実、透析装置の更新、温冷配膳車の導入とそれに伴う主厨房の充実のための工事、それらのためのスペースの確保等々今年も多忙です。みんなで理事長の掲げる目標達成を目指して頑張りましょう。

 

第一岡本病院院長 渡邊 晃

 新年が明けました。昨年は病院創立50周年記念行事が盛大に行われました。しかし、ほぼ同時期に病院創設者の岡本隆一先生を失うという悲しみにも遭遇しました。特別講演の瀬戸山先生の本、フォーラムのパネリスト抄録、隆一先生の遺作集などじっくり読むうちに思い出したのが、対極点として考えられる「白い巨塔」です。

 ドラマとしては名作でしょう。優秀な外科医の出世物語として始まりますが魅力的なはずの主人公は権威主義の塊の様な人物です。もともとは難手術をこなして患者さんを助けたいと願ったはずなのに、どこかで患者さんの為の医療がレールをはずしてしまいます。

 昭和29年の創生以来、岡本病院は地域住民の健康や心のよりどころを守る存在となる様に目指してきました。おそらく財前教授とは正反対の医療を行っています。この頃、患者さん中心の医療という言葉が根づいてきましたが、岡本病院の目指す医療がこれです。今年が皆様方にとって良い年であります様に祈ります。

 


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