安心安全な医療を目指す第二岡本総合病院(大賀興一院長)は 1 月 21 日、ファイザー製薬の高橋潔=学術担当を講師に「院内感染対策―標準予防策について―」の職員勉強会を開きました。院内感染の防止は、患者さんだけではなく、職員にとっても自分の身を守る上で大切なことだけに約 50 人が参加。メモを取りながら熱心に学習しました。

 高橋学術担当は、最初に細菌の種は数万種に上り、繁殖力は 1 日で、人間の 1500 年分に匹敵。皮膚と口と腸の 3 個所に生息するが、人は細菌に対して抵抗力を持っており、感染はしても感染症になるとは限らない。抵抗力の源になるのは食事と水分と睡眠であり、この 3 つは十分に摂ることが必要などと「細菌と感染症の基礎」について説明。

その上で、標準予防策のレクチャに入り、標準予防策の考え方として、患者さんの湿性生体物質に触ったら手を洗う。汚れそうなときは手袋やゴーグル、エプロンをつける。床が汚れたら清掃・消毒。針に対しては針捨てボックスの設置―を提示。手洗いの方法や手袋の扱い方などをスライドを使って、具体的に教示しました。

 ただ、標準予防策で「 1 処置 1 手洗い、 1 患者 1 手洗いの徹底」を感染防止の基本としていることについては、「 1 つの病室に数人の患者さんがいる病院では、実現は困難であり、施設に見合った効率的な手洗いの方法を考えることが必要」とも述べました。

 また、手袋をしていても脱いだ後、必ず手洗いをする▽エプロンやマスクを捨てる場合は、患者さんと接触した室内で捨てる(室外まで持ってくると菌を室外に運んだことになる)▽清掃はきれいな場所から始めて最後に汚い場所を掃除する―など細部にわたり、注意を促しました。

さらに、標準予防策といっても、すべての施設に当てはめるのは無理があり、施設の実情に合った予防策を作り、定期的に検討することが必要と強調しました。


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