肥満とアルコール> 

 みなさん、今年のお正月 はいかがお過ごしでしたでしょうか。毎年のことながら、正月の暴飲暴食がたたって太ってしまった方、ビール腹が最近目立つという方がおられるのでは。国民健康づくり運動『健康日本21』では、節度ある適度な飲酒が勧められており、その量は純アルコールにして 1日20g程度(ビール中びん1本に相当)が目安とされています。しかし、飲酒人口の純アルコール消費量は1日当たり約27g、平均的な飲酒量で見ても適量範囲を少し超えており、お酒を飲む人の半数が実際には2倍以上飲酒していることが明らかにされています。「ビール腹」といわれるように長年飲酒を続けていると、お腹がぽっこり出る肥満になりやすいことが知られています。このタイプの肥満は、CTスキャンを撮ると腸の周りなどに脂肪が蓄積しており、おへその位置で切った内臓脂肪面積が100cu以上に及ぶと内臓脂肪型肥満と呼ばれます。内臓脂肪型肥満は、糖尿病、心臓病などのリスクを何倍にも高めます。最近の研究では肥満がなくても内臓脂肪の蓄積が中高年男性の26%、女性の8%にみられ、このような群では高い率で高血糖を伴うこともわかってきています。ウエストサイズが男性で85cm以上、女性で90cm以上になると内臓脂肪蓄積の疑いがあります。

 お酒を飲む人は、飲まない人に比べエネルギー摂取量も多くなっています。

 ビール腹を防ぐ飲み方のポイントを上げていますので参考にしていただき、節度ある飲酒を心がけ内臓脂肪型肥満を予防をしていきましょう。

  1. 節度ある適度な量を守りましょう

  2. 摂取カロリーは脂肪で減らしましょう
    揚げ物、肉類等は脂肪の少ないものを選ぶなど、 お酒による摂取カロリー増加分は、脂肪を減らすことで調整しましょう。

  3. スナック菓子のつまみは禁物、スナック菓子はカロリーも高く、糖分や脂肪も多く含まれています!

  4. 休肝日をつくりましょう

  5. お酒に頼らないストレス解消法を

 第二岡本総合病院 栄養管理科科長 田川麗子


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