■ ペインクリニックとは?
ペインクリニックとは痛みを減らす治療を専門に行う診療科です。
根本的な病気の治療を行うことはほとんどありませんが、痛みを和らげて患者さんを苦痛から救う手助けをしています。そして日々の生活の質(QOL:Quality Of Life)をよりよくすることが大切だと考えています。
■ 痛みとは
痛みは、病気など身体の異常を知らせる警告信号で、大切な役割を果たしています。しかし、原因が明らかとなったあとは不必要で有害な存在となります。痛みが長期化すると、『痛みの悪循環』により強い痛みや新しい痛みが現れることもあります。
『痛みの悪循環』とは…痛みの影響で、患部の血流が悪くなったり、筋肉のコリが起こったりすることによってさらなる痛みを誘発することで、慢性的な痛みにその傾向が強いといわれています。当院では神経ブロックとレーザー治療でこの悪循環を断ち切り、痛みを減らす方法を用いています。
痛みには侵害受容性疼痛(身体をぶつけた時の痛みなど)、神経障害性疼痛(神経痛など)、心因性疼痛(精神的な要素を含む痛みなど)等々色々な原因で惹き起こされるものです。その痛みの原因を探りながら、患者さんの身体やライフスタイルに応じた治療法を提案しております。
■おもな対象疾患
- 帯状疱疹後神経痛
ヘルペス(帯状疱疹)の治った後も、耐え難い痛みが消えないことがあります。
- 頭痛(片頭痛、群発頭痛、筋緊張性頭痛など)
頭痛は、本院には日本頭痛学会認定の専門医がいますので、わざわざ遠くから来られる方もおられます。
- 椎間板ヘルニア、変形性脊椎症、脊髄手術後の痛み
- 脳卒中後痛
脳卒中の数日から数ヵ月後、マヒした場所にひどい痺れや焼けるような痛みが起こる事があります。
- 三叉神経痛
- 五十肩(肩関節周囲炎)、胸郭出口症候群、ひどい肩こり
- 腰痛症
- 肋間神経痛
- 線維筋痛症
- 顔・口・舌の耐え難い痛み
- 心因性疼痛、はっきりとした原因がわからない痛み
- その他
他の診療科で疼痛コントロールが困難な痛みに関してアドバイスを行っております。
■当院で多い症状・疾患
- 帯状疱疹後神経痛
- 坐骨神経痛
- 頭痛
- 複合性局所疼痛症候群(CRPS)
- 肩こり
■おもな治療法について
- 薬物療法
飲み薬が多いですが、シップやテープ(貼り薬)、座薬など、専門の医師が個々の症状に応じて様々な薬剤を処方します。
- 神経ブロック
ブロック針(注射針の一種)によって、神経やその近くに局所麻酔薬を注入して神経の伝達を遮断し、痛みを取り除く方法です。薬物療法に比べると劇的な効果がありますが、リスクもあるのできちんと評価をして行っています。たとえば、脳梗塞や心筋梗塞で抗凝固剤を投与されている人は出血しやすく、針をさした部分からの出血が止まりにくい事があります。重度の糖尿病の患者さんでは細菌感染のリスクが高いので、注射が難しい事があります。
- 赤外線パルスレーザー療法
目に見えない強力な赤外線のレーザーを患部に狙い打ちで温め、血流を良くし治りを良くすることで痛みを緩和する方法です。当院では最新型の赤外線パルスレーザー発生器を使っています。身体への侵襲が少なく、合併症がほとんどありません。
■麻酔科外来とは
当院で手術を受けていただく患者さんにあらかじめ手術の前に来ていただいて、麻酔科が手術の時に行う全身管理についてじっくりと説明させていただき、不安を減らして、理解を深めていただくことを目的に行っております。
受ける手術の内容や、お身体の状態等を考慮したうえで、最良の麻酔法を提案させていただいております。
もし、手術の時の『麻酔』で不安に思われることや、ご希望がありましたら受診された際におっしゃってください。
■担当医師の紹介
| 松田 知之(麻酔科部長・特定集中治療室部長・手術室部長) |
| 資格など |
・医学博士
・日本麻酔科学会専門医
・ ペインクリニック学会認定医
・頭痛学会専門医 |
研究課題
専門分野 |
・スポーツ医学 |
| 抱負 |
麻酔科常勤医師により、医療安全面に十分考慮した周術期管理を行う |
| 山根 毅郎 (麻酔科医長) |
| 資格など |
・日本麻酔科学会専門医 |
研究課題
専門分野 |
・麻酔 |
| 抱負 |
みなさまが安全に手術を受けていただけるように務めます。 |
| 森下洋子 (麻酔科医長) |
| 資格など |
・日本麻酔科学会専門医
・日本ペインクリニック学会専門医 |
研究課題
専門分野 |
・麻酔 |
| 抱負 |
安全な快適な麻酔を心がけたいと思います。 |
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