集中治療室(ICU)

集中治療室(ICU)の一日は朝のカンファレンスから始まります。主治医、ICU専従医、看護師、薬剤師、時には理学療法士も参加し患者さんの治療やケアの方向性について熱い議論が展開されます。職種の垣根を越えたチーム医療を目指しています。
集中治療室(ICU)は病床数8床を有し2:1の看護師配置です。救急搬送されてくる重症患者さんや侵襲の大きな手術後の患者さんなど、急激に生命を脅かす重度の侵襲に苛まれた患者さんを受け入れ、人工呼吸、急性血液浄化、PCPS、IABPなどの生命補助装置を駆使して状態の安定化を図っています。ICUの看護は生命維持を最優先させるために、観察、機器管理、病態生理の理解、迅速な行動が求められますが、「自分の生命を自分で維持できるように回復する」という、患者さんの基本的ニーズを満たすよう援助するとともに、ご家族への精神的ケアの実践も常に心掛けています。
また、集中ケア認定看護師や呼吸療法認定士などの資格を有するスタッフのもと、ICUラダーを導入しスタッフ教育にも力を入れており、更に良質な看護を提供できるように自己研鑽に励んでいます。
私達は患者さんの一日でも早い回復を願い、患者さん、ご家族の意見を尊重した治療・看護が提供できるようスタッフ一同、日々努力しています。