先輩の声

理学療法士

理学療法士

お互いがいい気持ちでリハビリできるよう

高校時代、同じ野球部の同級生がケガをしたんですが、リハビリでみるみる良くなっていく姿をみて、理学療法士ってすごい仕事だなと思ったことがきっかけで理学療法士を志しました。

故郷の岡山から京都にきて就職した訳は、京都を旅行したときに雰囲気がよくて「僕はここに住むんだ」とピンときました。地元岡山の専門学校時代はずっとコロナ禍で、一人暮らしや実習もかなわなかったので就職は京都にしようかなと。京都は、河原町の夜の雰囲気とか楽しい場所だなと思います。岡山にああいう場所はないので。岡山から出てきて1 人暮らしだったので、最初は家にいるより仕事に行くほうが楽というか。先輩方も臨床現場で優しく話しかけてくださったり、同期と飲みに行ったり、ささいな会話でも支えになったなと思います。

仕事では最初、人見知りでコミュニケーション力もなかったので困っている患者さんへの対応が難しかったです。リハビリを拒否された時に、何も言えずに引き下がってしまったりだとか。頸部骨折の患者さんが初めて独歩で歩いたときに「ここまで良くしてくれてありがとう」と泣いて感謝していただいたことは印象的でした。

仕事で心掛けているのは、患者さんの意見を聞くことです。リハビリに対する要望や意見を聞くことで、信頼関係が生まれるのかなっていうのがあって。信頼関係を築かないと僕の言うことも聞いてもらえないし、嫌な思いでリハビリをしても効率が悪いし、良くならない。お互いがいい気持ちでリハビリできるよう意識しています。 自分のアピールポイントは「勢い」ですかね。自分自身があまりストレスを感じないというか、「なんとかなる」精神です。昔はメンタルが弱かったけど、部活の厳しい練習にも耐え、精神面も鍛えられました。

今は総合チームでいろんな病態の患者さんをみています。苦手意識もありますが、そこをしっかり学べれば強いPT になれると思いますし、ゆくゆくは脳血管を専門にリハビリができればと思います。