がん診療の体制

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がん診療の体制

あらゆる角度から診療体制を整える。あらゆる角度から診療体制を整える。

当院では、日本のいわゆる5大がん(肺がん、胃がん、肝がん、大腸がん、乳がん)のみならず、これ以外の消化器のがん(食道がん、胆道がん、膵がん)、血液のがん(白血病、悪性リンパ腫)、婦人科のがん(子宮がん、卵巣がん)、泌尿器のがん(前立腺がん、膀胱がん、腎がん、精巣がん)の多岐にわたる診療に努めております。
手術において、充実した環境が整っており、現在7室の手術室が稼働しています。
スタッフ層もあつく、最新の医療機器を配置し、あらゆる面で多くの手術を受け入れる体制が整っています。

当院の診療機能と実績

我が国に多いがんに対する診療機能

肺がん

手術
開胸手術 胸腔鏡下手術
化学療法
放射線療法

胃がん

手術
開胸手術 胸腔鏡下手術
内視鏡的治療
EMR ESD
化学療法 放射線療法

大腸がん

手術
開胸手術 胸腔鏡下手術
内視鏡的治療
EMR ESD
放射線療法

肝がん

手術 化学療法
穿刺療法
RFA PEIT
TACE/TAE 放射線療法

乳がん

手術化学療法
乳房切除 乳房温存 乳房再建
化学療法 放射線療法
主ながんに対する診療機能

脳腫瘍

手術
化学療法
放射線療法

脊髄腫瘍

手術
化学療法
放射線療法

口腔がん・咽頭がん・鼻のがん

手術
摘除術 再建術
化学療法
放射線療法

喉頭がん

手術
摘除術 再建術
化学療法
放射線療法

甲状腺がん

手術
化学療法
放射線療法

縦隔腫瘍

手術
化学療法
放射線療法

中皮腫

手術
化学療法
放射線療法

食道がん

手術
開胸手術 胸腔鏡下手術
内視鏡的治療
EMR ESD
放射線療法 放射線療法
体外照射

小腸がん

手術
開腹手術 腹腔鏡下手術
化学療法
放射線療法

GIST

手術
化学療法
放射線療法

胆道がん

手術
化学療法
放射線療法

膵がん

手術
化学療法
放射線療法

腎がん

手術
開腹手術 腹腔鏡下手術 腹腔鏡下
小切開手術
化学療法 インターフェロン療法 放射線療法
体外照射

尿路がん

手術
開腹手術 腹腔鏡下手術 経尿道的手術
化学療法 腎盂・尿管内注入療法 放射線療法
体外照射

膀胱がん

手術
開腹手術 経尿道的手術
化学療法
膀胱内注入療法 放射線療法
体外照射

副腎腫瘍

手術
化学療法
放射線療法

前立腺がん

手術
開腹手術 腹腔鏡下手術 腹腔鏡下
小切開手術
化学療法 放射線療法
体外照射

精巣がん

手術
化学療法
放射線療法

その他の男性生殖器がん

手術
化学療法
放射線療法

子宮がん

手術
開腹手術 腹腔鏡下手術
(膣式)
化学療法
放射線療法

卵巣がん

手術
化学療法
放射線療法

皮膚腫瘍

手術 化学療法
×
インターフェロン療法
×
放射線療法

血液腫瘍

化学療法
移植
自家末梢血幹
細胞移植
血縁者間同種
造血幹細胞移植
非血縁者間同種骨髄移植または臍帯血移植
×
放射線療法

原発不明がん

手術
化学療法
放射線療法

消化器外科

消化器外科部門では、消化器外科専門医・指導医が安全かつ根治を目指した手術を実践し消化器すべての臓器の悪性腫瘍に対し、標準治療である手術療法を施行しています。食道、胃、十二指腸、肝胆膵、小腸、結腸直腸、肛門まで鏡視下手術だけでなく、高度進行例では術後の化学療法を見据えエビデンスに基づく確実なリンパ節郭清を伴う標準治療、超高齢者や他疾患の合併症を持った患者さんには、その患者さんに応じた個別治療をカンファレンスや、患者さん・ご家族との面談で決定します。

また、根治の得られない進行がんと診断された場合にも、症状緩和手術も施行しており、新たに放射線治療も導入されたことから、治療の選択肢も増え、より集学的治療を専門的観点から提供するべく取り組んでいきます。

呼吸器外科

完全鏡視下での肺葉切除(カメラポート2cm、術者孔4cm、助手孔2cm)を基本とし、リンパ節郭清も従来の開胸手術に劣ることなく施行しています。低侵襲であるため、高齢者や低肺機能症例、合併症をもつハイリスク症例にも積極的に手術を行い、高齢者を含めた平均術後在院日数は約10 日です。

周囲臓器への浸潤を伴う進行肺がんに対しては胸壁合併切除、心膜合併切除、気管支形成術を伴う肺葉切除術、片肺全摘術など拡大手術も積極的に行い、術前・術後化学療法、放射線療法を組み合わせた集学的治療を行っています。
早期肺癌に対しては、エビデンスに基づき、積極的縮小手術(区域切除)も行っています。

また非手術症例、術後再発症例に対しては、EGFRやALK融合遺伝子の検査を行い、陽性例には分子標的薬による治療を行います。遺伝子検査陰性例で脳転移、骨転移などを伴う進行肺がんでも、最近では化学療法や放射線療法を組み合わせることで、長期生存される方も珍しくありません。化学療法は、予後、QOL、ADL などを考慮しつつ、入院または外来で積極的に行っています。

消化器内科《内視鏡手術》

胃がん・食道がん・大腸がんに対しては、以前より行われていた内視鏡的粘膜切除術(EMR)に加え、内視鏡的粘膜下層切開剥離術(ESD)を積極的に行っています。病変の大きさや部位によって治療が長時間にわたることが予想される場合は、患者さんの負担も考え、内視鏡手術に固執せずに、外科と相談して腹腔鏡手術の適応も検討します。

膵・胆道がんによる閉塞性黄疸については、各種画像診断で手術適応の有無を検討し、手術に先行して内視鏡的胆道ドレナージ術(EBD)を行います。切除不能症例については長期の減黄効果が期待できる金属ステントへ交換して化学療法への橋渡しを行います。その他、緩和目的の内視鏡手術としては、切除不能の食道、胃などの消化管がんで、狭窄による通過障害を伴う場合は、内視鏡的に消化管ステントを留置して食事摂取の改善を図ります。また、経口摂取が困難な場合や、腹膜播種などによる腸閉塞症状が改善しない場合は、消化管の減 圧目的に内視鏡的胃ろう増設術(PEG)も検討します。

化学療法

当院では消化器がん(胃、結腸、直腸、肝、膵など)、乳がん、肺がん、泌尿器がん(膀胱、尿管、腎、前立腺など)、婦人科がん(子宮、卵巣など)、頭頸部がん(口腔、喉頭、咽頭など)、脳腫瘍、血液がんに対して化学療法を行っています。外来治療センターは2階の中央に位置し、ベッド12床、リクライニングチェア4床の計16床が設置されています。治療中は専任の看護師と薬剤師が常駐し、患者さんに寄り添うことで、より安全かつより有効な治療が実施できるように努めています。プライバシーに配慮した相談室も設けております。
化学療法

化学療法の流れ

放射線治療

放射線治療センターでは、バリアン・メディカル・システムズ社製の高精度リニアックを使用します。がんは多種多様であるため、強さが異なる2種類のX線と5種類の電子線を、がんの種類と部位に応じて使い分け、治療効果を高めます。

マルチリーフコリメーターを搭載していて、5ミリ幅の板状遮蔽物(リーフ)の位置をコンピューター制御することで、照射範囲をきめ細かく限定することができ副作用のより少ない治療が可能です。また、治療直前のX線撮影やX線CT撮影によって正確な照射位置の確認と調整ができます。
放射線治療

画像診断

当科は放射線科専門医(診断部門)を養成する学会認定の教育機関です。
放射線科では、X線写真(レントゲン写真)、CT、MRIなどによる画像診断や、画像誘導下で行う局所治療(IVR)を担当しております。患者さんと直接お会いする機会は少ないですが、毎日多くの画像を読影し、どこかに問題はないか常に目を光らせています。

放射線治療機器 1台
CT検査装置 2台
MRI検査装置 2台(1.5T・3T)

病理診断

「病理診断」はがん診療の要です。なぜならば、ほとんどのがんは、組織診や細胞診などの病理学的検査で最終的に診断を確定することによって、はじめて適切な治療方針が立てられるからです。病理検査室では、患者さんの体から採取された病変の組織や細胞から顕微鏡用の標本を作成します。この標本を顕微鏡で観察して診断するのが「病理診断」で、この病理診断を専門とする医師が病理医です。病理医の仕事には、通常の細胞・組織診断のほかにも、手術中に病変の良悪を判定する術中迅速診断や、病理解剖などの診断業務も含まれ、これらの結果は主治医に報告されて、以後の治療に生かされます。このように病院に病理医がいることは、より質の高い医療を提供することにつながります。

外来

腫瘍・化学療法外来について

がん化学療法とは、抗がん剤を使用した治療のことを指しますが、「抗がん剤=副作用」というイメージが強く、はじめて治療を行われる場合は不安に感じられると思います。当院のがん化学療法は、医師をはじめ看護師、薬剤師、事務など多職種からなる「化学療法チーム」が、それぞれの専門的な視点から患者さんやご家族の悩みや不安、薬による苦痛をできる限り取り除けるよう治療をサポートしています。どうぞお気軽にお問い合わせ、ご相談ください。外来化学療法、入院化学療法ともに行っており、医師は毎日、当番制で担当しています。外来の治療室では、看護師と薬剤師が対応します。

腫瘍・緩和外来について

早期がんの治療から進行がんの手術、抗がん剤を用いた治療など、がん治療におけるさまざまなご相談や、身体症状や精神症状の緩和についてのご相談など、がんの診断を受けた患者さんやご家族をサポートをするための外来です。

ストーマ外来について

ストーマを造設された以下のような方を対象に、予約制で担当医師・看護師がご相談をお受けします。

  • 皮膚のトラブルがある
  • 装具を変更したい
  • 日頃のケアを確認して欲しい
  • 日常生活で聞きたいことや困っていることがある
  • 装具の装着方法がわからない
  • 社会資源(医療制度)について知りたい
禁煙外来について

禁煙支援は資料を用いたカウンセリング(お話)とお薬による治療です。
厚生労働省通達の標準手順書に従って行い、約3ヵ月間で計5回受診していただきます。

がん検診

当院健診センターは、病院の2階にあり、窓から中庭が眺望できるくつろぎの空間になっております。
人間ドックをはじめ、事業所健診、各種がん検診を積極的に実施しております。
精密検査実施医療機関ですので、要精検査となった場合においても当院で受診していただく事が可能です。

対象疾患
人間ドック 胃がん・大腸がん・肺がん・前立腺がん・乳がん・子宮がん
事業者検診(オプション検査) 大腸がん・前立腺がん・胃がん
各種がん検診 胃がん・大腸がん・前立腺がん・乳がん・子宮がん

セカンドオピニオン

診療を行なっているがんの種類

診療:〇=専門とする、×=診療の実態なし
セカンドオピニオン:〇=対応可、×=対応不可

【頭部/くび/神経】
  診療 セカンドオピニオン
脳腫瘍
脊髄腫瘍
目のがん × ×
口腔がん・咽頭がん・鼻のがん
喉頭がん
甲状腺がん ×

診療:〇=専門とする、×=診療の実態なし
セカンドオピニオン:〇=対応可、×=対応不可

【胸部・乳がん】
  診療 セカンドオピニオン
肺がん
乳がん
縦隔腫瘍(胸腺がんなど)
中皮腫

診療:〇=専門とする、×=診療の実態なし
セカンドオピニオン:〇=対応可、×=対応不可

【消化器】
  診療 セカンドオピニオン
食道がん
胃がん
十二指腸・小腸がん
大腸がん
GIST

診療:〇=専門とする、×=診療の実態なし
セカンドオピニオン:〇=対応可、×=対応不可

【肝臓/胆道/膵臓】
  診療 セカンドオピニオン
肝がん
胆管がん・胆のうがん
膵がん

診療:〇=専門とする、×=診療の実態なし
セカンドオピニオン:〇=対応可、×=対応不可

【泌尿器】
  診療 セカンドオピニオン
腎がん
尿路がん(腎盂がん・尿管がんなど)
膀胱がん
副腎腫瘍

診療:〇=専門とする、×=診療の実態なし
セカンドオピニオン:〇=対応可、×=対応不可

【皮膚/骨と軟部組織/血液・リンパ】
  診療 セカンドオピニオン
皮膚のがん
骨と軟部組織 (筋肉や脂肪など)のがん × ×
血液・リンパのがん ×

診療:〇=専門とする、×=診療の実態なし
セカンドオピニオン:〇=対応可、×=対応不可

【男性特有のがん】
  診療 セカンドオピニオン
前立腺がん
精巣がん
他の男性のがん(陰茎がんなど)

診療:〇=専門とする、×=診療の実態なし
セカンドオピニオン:〇=対応可、×=対応不可

【小児】小児の固形腫瘍/血液リンパ
  診療 セカンドオピニオン
小児の脳腫瘍

×

×
小児の目のがん × ×
小児の骨と軟部組織のがん × ×
他の小児の固形腫瘍(神経芽腫など) × ×
小児の血液・リンパのがん × ×

診療:〇=専門とする、×=診療の実態なし
セカンドオピニオン:〇=対応可、×=対応不可

【女性特有のがん】
  診療 セカンドオピニオン
子宮頸がん・子宮体がん

卵巣がん
他の女性のがん (膣がん・外陰がんなど) ×

診療:〇=専門とする、×=診療の実態なし
セカンドオピニオン:〇=対応可、×=対応不可

【その他】
  診療 セカンドオピニオン
後腹膜・腹膜腫瘍

原発不明がん
性腺外胚細胞腫瘍

チーム医療

当院ではさまざまなチームが協力・連携しながら活躍しています。当院ではさまざまなチームが協力・連携しながら活躍しています。

診療従事者

各分野において、専門的な看護技術や経験、知識を活かし、水準の高い看護を実施しています。
各認定看護師は、院内の様々ながん診療の現場で指導的な役割を果たしています。

  • 緩和ケア認定看護師
  • がん化学療法看護認定看護師
  • がん性疼痛看護認定看護師
  • 皮膚・排泄ケア認定看護師

薬の専門家として広い知識と技術を備えているだけでなく、がん診療に対する専門知識と経験をもち、質の高いがん薬物療法を提供いたします。

  • 外来がん治療認定薬剤師
  • 緩和薬物療法認定薬剤師
お問い合わせ窓口

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セカンドオピニオンについて 地域医療連携室tel 0774-46-5981(直通)
がん健診について 健診センターtel 0774-48-5611(直通)
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