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脳神経内科

当科の特色・概要

脳神経内科は脳や脊髄、末梢神経、筋肉の病気をみる内科の一部門です。
症状としては、手足のしびれ、めまい、うまく力がはいらない、歩きにくい、ふらつく、手足のつっぱり、ひきつけ、物が飲み込みにくい、しゃべりにくい、物が二重にみえる、頭痛、勝手に手足や体が動いてしまう、物忘れなどたくさんあります。これらの症状のある患者様の症状をお聞きし、診察や検査を行い、確定診断を行い、治療に結び付けます。脳神経内科で取り扱う病気は非常に多数に上りますが、当科において特に力を入れている点を示します。

1. 脳卒中
  • 脳卒中といわれるものの中には、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血がありますが、これらに対して急性期から回復期に至るまで、切れ目なく診療できる数少ない地域の中核病院です。これらの急性期の患者様は、年間約500人程度入院されております。
  • 脳神経外科と協力して脳卒中診療にあたっております。脳卒中の中でも脳神経内科は主に脳梗塞を担当しております。毎朝、脳神経内科、脳神経外科、看護師、リハビリテーション担当者で集まり、情報を共有するためのカンファレンスを行っております。救急隊や地域の病院から直接連絡の取れるPHS「脳卒中ホットライン」を携行し、24時間365日体制で脳卒中患者様を受け入れ、超急性期の血栓溶解療法や緊急手術、脳血管内治療にも対応しております。
  • 発症早期からリハビリテーションを開始し、自宅退院を目指しております。回復期リハビリテーションが必要な患者様は、病状が落ち着いた時点で速やかに院内外の回復期リハビリ病棟に移れるように、ソーシャルワーカーやリハビリテーション科専門医とともに、毎週カンファレンスを行っております。
2. 神経救急疾患
  • 当地域は、神経内科専門医が常勤している病院が非常に少なく、入院を要する神経救急疾患を積極的に受け入れております。
  • ギランバレー症候群や脳炎、髄膜炎、てんかん、多発性硬化症、重症筋無力症などの患者様も多く入院されております。パーキンソン病など変性疾患の患者様の急変時にも対応しております。
3. 神経難病
  • 地域の医療施設や介護施設との連携のもと、神経難病の診断や治療に関わっております。介護者の負担を減らすために、レスパイト入院を積極的に受け入れております。レスパイトとは、「一時休止」「休息」「息抜き」という意味で、在宅介護などで介護者が日々の介護に疲れを感じ、介護力の限界を超え、介護不能となることを予防する目的で行う短期間の入院のことです。
  • 基本的には、6階西の障害者病棟での受け入れとなっており、対象疾患としては、パーキンソン病、多系統萎縮症、脊髄小脳変性症、進行性核上性麻痺、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症などがあります。
4. 外来
  • 当院は急性期診療を中心に行う「地域医療支援病院」であります。従って入院で急性期治療を行い退院された後には、基本的には「地域のかかりつけ医」との連携システムにて診療していくことになっております。外来通院される患者様におかれましては、当院以外の「地域のかかりつけ医」を決めて頂くようにお願いする場合があることをご了解頂きたいと考えております。また受診希望の患者様におかれましては、かかりつけ医からの紹介にて来院されると、診察時間の予約だけでなく、MRIなどの検査を事前に予約することも可能です。
診療体制
常勤医師3名と非常勤医師3名で診療をおこなっております。
常勤医師2名は、日本神経学会認定の神経内科専門医および日本脳卒中学会認定の脳卒中専門医であり、あらゆる脳神経内科疾患を幅広く受け入れて診療を行うことが可能です。またその内、1名は日本脳神経血管内治療学会認定の専門医でもあり、脳神経外科と協力し、脳血管内治療も実施しております。
外来は、月曜日から土曜日まで連日開いており、新患と旧患に対応しております。

対象となるおもな疾患

脳梗塞、内頚動脈狭窄症、片頭痛や群発頭痛などの慢性頭痛、てんかん、アルツハイマー型認知症などの認知症、頚椎症、片側顔面痙攣(ボトックス治療)、パーキンソン病など

外来診察日

外来診察医師担当表をご覧ください

担当医師(常勤)

  • 牧野 雅弘 主任部長
    牧野 雅弘 主任部長
    資格など
    • 医学博士
    • 日本神経学会指導医
    • 日本神経学会認定神経内科専門医
    • 日本脳卒中学会認定脳卒中専門医
    • 日本内科学会認定内科医
    • 日本医師会認定産業医
    • 京都府立医科大学卒
    研究課題・専門分野
    神経疾患全般
  • 德田 直輝 医長
    資格など
    • 日本神経学会認定神経内科専門医
    • 日本脳卒中学会認定脳卒中専門医
    • 日本脳神経血管内治療学会認定専門医
    • 日本脳神経超音波学会認定脳神経超音波検査士
    • ISLS(Immediate Stroke Life Support 神経救急蘇生)認定ファシリテーター
    • 日本内科学会認定内科医
    • 京都府立医科大学卒
    研究課題・専門分野
    脳梗塞、脳血管内治療
    医師からひとこと
    京都第一赤十字病院(神経内科)、京都府立医科大学附属病院(神経内科)、国立循環器病研究センター(脳血管内科)、兵庫医科大学病院(脳神経外科)などで経験を積んできました。
    脳神経疾患全般に対して標準的治療を提供できるよう全力を尽くします。
  • 中村 拓真 医員
    中村 拓真 医員
    資格など
    • 日本内科学会認定内科医
    • 京都府立医科大学卒
    研究課題・専門分野
    脳梗塞、リハビリ
    医師からひとこと
    地域の信頼を得られるように、診療に携わりたいと思います。

診療実績

2017年 入院診療実績
  2017年
入院患者総数 571人(男性348人/女性223人)
平均年齢 68±16歳
脳血管障害 脳血管障害 332人(58%)
てんかんなど機能性疾患 79人(14%)
神経変性疾患 46人(8%)
神経感染症・炎症性疾患 4人(1%)
末梢神経疾患 6人(1%)
脊髄・脊椎疾患 1人(0%)
脳腫瘍関連 3人(1%)
筋・神経筋接合部疾患 2人(0%)
先天性神経疾患 1人(0%)
中毒性疾患 0人(0%)
代謝性疾患 0人(0%)
脱髄性疾患 2人(0%)
自律神経疾患 0人(0%)
睡眠時無呼吸関連 66人(12%)
その他 29人(5%)
神経難病レスパイト入院 25件
2017年 疾患別患者数
疾患別患者数
2017年 脳梗塞の診療実績
  2017年
発症1週間以内に入院した急性期脳梗塞 281例
tPA静注療法 28例
(6例は他病院からの紹介)
血管内再開通治療 27例
(5例は他病院からの紹介)
来院からの時間経過 中央値(四分位)
tPA静注療法まで 44分(37 - 61分)
血管内再開通治療(動脈穿刺)まで 68分(53 - 77分)
2017年 脳神経内科での検査件数
  2017年
診断脳血管撮影 77例
経食道心エコー 37例
2017年 脳血管内治療の診察実績(脳神経内科、脳神経外科での総計)
  2017年
破裂脳動脈瘤塞栓術 14例
未破裂脳動脈瘤塞栓術 4例
硬膜動静脈瘻塞栓術 1例
直接型頸動脈海綿静脈洞瘻塞栓術 2例
頭頸部病変塞栓術 1例
頸動脈ステント留置術 6例
頭蓋外血管形成術 / ステント留置術 2例
頭蓋内血管形成術 / ステント留置術 1例
血管内再開通治療(急性期脳梗塞) 27例
脳血管攣縮治療 15例
合計 73例