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呼吸器内科

当科の特色・概要

一般に呼吸器疾患は大きく以下の4つに分けられます。

  • 1. 腫瘍性疾患(肺がんや転移性肺腫瘍、良性腫瘍、縦隔腫瘍など)
  • 2. 感染性疾患(ウイルスや細菌、真菌などによる肺炎、肺化膿症、肺膿瘍や膿胸など)
  • 3. 嚢胞性肺疾患(自然気胸、COPD、肺気腫や気管支喘息など)
  • 4. 非感染性肺疾患(間質性肺炎、肺線維症、膠原病など)

呼吸器内科ではこれらの呼吸器疾患全般を診療しますが、当院では呼吸器外科と領域を分担しています。(1)肺がんや縦隔腫瘍、(2)の一部(外科的処置を要する難治性の肺化膿症、肺膿瘍や膿胸)、(3)の自然気胸は主に呼吸器外科が治療を担います。
しかしご安心ください。呼吸器内科と呼吸器外科のどちらの診療科を受診されても適宜、担当領域の診療科で治療いたします。

対象となるおもな疾患

咳、痰、発熱、胸痛、呼吸困難は呼吸器の病気(疾患)でよくみられる症状です。咳だけが長く続く場合、黄色や緑色など色のついた痰を伴ったり、時には痰に血が混じる(血痰)事もあります。胸痛は突然に起こる場合、咳をした時に痛みを感じたり胸全体が痛むことなど様々です。これらの症状に発熱や息苦しさ(呼吸困難)を伴うこともあります。また、呼吸器疾患ではこれらの症状が単独で、あるいはいくつか組み合わさってみられます。この様な自覚症状を覚えたら迷わず呼吸器内科に受診をお勧めします。
以下に呼吸器内科で診療する代表的な呼吸器疾患を記します。

肺がん
早期には特に自覚症状はありませんが、病状が進むと咳や血痰、胸痛などがみられます。中には胸(胸腔)に水が溜まって呼吸困難を訴える方もおられます。また、自覚症状がなくても検診の胸部レントゲン写真や他疾患診療中に胸部CTなどで偶然に発見される事もあります。検診は肺がんを早期に発見する糸口になりますので、2次検診を要請された人は早急に受診されることをお勧めいたします。
特にCTでは胸部レントゲン写真で検出されない小さな肺がんや淡い陰影を呈する腺がん(高分化型肺腺がん)など、治る肺がんが発見されます。
気管支喘息
発作が起こると激しい咳が出始め、呼吸するたびに「ゼイゼイ、ヒューヒュー」(喘鳴)と音がして息苦しく(呼吸困難)なります。近年では吸入療法が主流となり、吸入器具(デバイス)の改善や数多くの吸入薬の出現によって、定期的な吸入療法により発作が抑えられ、また、発作が起きても軽くすむようになりました。緊急を要する大発作は著しく減っています。継続的な治療が大切です。中には喘鳴や呼吸困難がなく、激しい咳のみが持続する喘息(咳喘息)もあります。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
タバコ病といわれるほど喫煙に関係した疾患です。日頃から痰(喀痰)が多く、初期には坂道や階段で息切れを覚えるようになり、病状が進むと平地でも息切れ(労作時呼吸困難)が出てきます。歳のせいと勘違いして病気に気づかない人が多いようですが、COPDは吸入療法により普段と変わらぬ生活が営まれるようになりました。比較的簡単に診断されますので上記のような症状がある人は一度、呼吸器内科に受診されてはいかがでしょうか?
肺炎
咳と発熱、呼吸困難や胸痛を覚えます。肺炎の原因菌(起炎菌)のひとつである肺炎球菌による肺炎はテレビなどで公告されているような肺炎予防ワクチンにより減少しています。ワクチン接種をお勧めします。ただし、肺炎の起炎菌は肺炎球菌のみではありません。上記の症状のあるときは早めの受診をお勧めします。高齢になりますと熱が出ないこともあります。
間質性肺炎
痰を伴わない咳(乾咳)と呼吸困難が主な症状です。急に病状が進むこともあります。胸部CTで陰影の広がりや性状が分かります。
胸膜中皮腫

過去に吸入したアスベスト(石綿)が原因で20年から40年後に発症する胸膜中皮腫など胸腔に水の溜まる(胸水)疾患があります。呼吸運動が妨げられて、呼吸困難や胸膜の痛みによる胸痛がでます。

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